劇場版天装戦隊ゴセイジャー STOP THE MOVIE & 仮面ライダーW NEVER A to Z 運命のガイアメモリ(シアターズカット版)を見に行ってきたよ
というわけで、以下ネタバレ感想。ちなみにこれが初3D映画でした。
- 冒頭、ゴセイチームとWの面々が作品を超えたクロスオーバーな出会いをするところから物語が始まります。
- 映画館の席に座る5人+4人。「みんな、今日は天装戦隊ゴセイジャー Epic The Movie と(アラタ)」「仮面ライダーW FOREVER A to Z 運命のガイアメモリを見に来てくれてありがとう(翔太郎)」というセリフから映画がスタートするんだけど、この翔太郎のセリフはのちのち重要な伏線に……。
- 直後いきなり、エリと亜樹子の3Dメガネが行方不明になるという事件が発生。急展開。さてはドーパントの仕業か、と思ったらアラタとフィリップが「ふたつ同時にかけたら6D!?」「なるほど、興味深い」と言ってて爆笑。エリと亜樹子に制裁を受けるアラタとフィリップがちょっとだけかわいかった。そして相変わらずエリが天使(エンジェル)として安定しすぎていて生きるのが辛い。
- ここでWチームは一旦退場してEpic The Movieが開始。大事なことなのでもう1度言います。Wチームは一旦退場してゴセイ映画のスタートです。
- 2隻の宇宙船がチェイスしているありがちな(でも物語の導入としては効果的な)シーンからスタート。うわー、すげー、本当に飛び出て見える!
- 隕石の狭間をすり抜けて飛ぶシーンとか、本当に立体的で21世紀の映像技術の進歩に感動。これがなんでもないふつうの映画館で見られる時代なのかー。こんなのガンダムライドでしか見たことなかった。
- 明らかにヤラレ役な方の宇宙船が撃墜され地球に落下したところで、シーンは地球に転換。アラタがスカイックパワーを駆使してナンパした女の子をストーキングしまくるも、あっさり逃げられ……。
- 諦めきれずナンパした女の子を探すアラタの背後のエキシビジョンで「日本に2つも隕石が落ちてきた」というニュース。キャスターがひぐちくんで、若干場内で笑いが漏れる。直後、それを研究所で見ていた天知博士がテレビを切るシーンにつながって、また笑いが漏れた。
- 「いやー、日本に2つも隕石が落ちてくるなんて、私も実物を見るのが楽しみでなりません」と行って出かける天知博士。博士の研究がのちのちの物語の伏線になるかと思ったけどいつもどおりこの後二度と登場せずに終わった。
- 関係ないけど、いつになったら天知博士がいつもの調子で「よくぞここまでたどり着いたなゴセイレッド。だが、今日で貴様の命の灯火は消え失せるのだ!」って言い出すか怖くてたまらない川崎市民の僕です。
みたいな感想をちゃんと延々書こうと思ったけどいい加減心が折れてきたので結論だけ書くと3D映写機が故障して見られなかった。
1回目。開始から10数分ぐらいで画面が赤く見えはじめる。画面全体が真っ赤になるというよりは、浮き出て見える部分に赤い等高線*1が重なって見える状態。3D化されるオブジェクトの多いシーンになると、画面に何が写っているのか分からなくなるような状態になる。
最初はメガネの故障かと思って、切りの良いシーンになったらトイレ行くふりをして交換してもらおうと思ったら、あちこちで「なんか赤くない?」って声が聞こえ始めた。これはまずいな、と思ったら案の定画面が暗転して館内照明がついた。
通路から慌てた係員が入ってきて「映写機に不具合が発生した」「上映再開までしばらく待ってほしい」と告げられた。ざわめく場内。隣の子が「トーサン! メタボ! 変身メタボトーサン! だけどメタボだからマキシマムドライブでは動けない」とか言い出して腹筋を強く痛めるなどして5分ほど待っていると、また同じ人がやってきて「今、機械の再起動をしています! 5分ほどお待ちください」。
5分をちょっとオーバーした頃、「大変お待たせいたしました。ただいまより映画を再開させていただきます。天装戦隊ゴセイジャーの最初から始めさせていただきm「途中からでいいよ」いただきますので、どうぞ、お楽しm「ダブルからでいいよ」お楽しみください」と大声で告げられたあと、その言葉通りにまた東映の3Dざっぱーんから見直すことに。「ゴセイはもういいよ」って野次はちょっと笑ったけど、ゴセイジャーってそんなに人気ないのかなー。周りの子供達もみんなダブルの話ばかりしていたし。
閑話休題。2度目の宇宙チェイスから見直す。せっかくなので、さっきは見逃したシーン(エリのふともも付近とか)を中心に念入りに睨め回す。さきほど止まった笛合体シーンがきたときはハラハラしながら見守っていたけれど、無事通過して胸をなで下ろす。
その後、いつものゴセイと対して代わり映えのしないシーンが続く。TV放映をまだ10話ぐらいまでしか見ていなかったので、ウォースターがいつのまにか滅亡していたという、多分他の人とは違う点に多大な衝撃を受けたりした。そんな、ゲドン並の短命政権だったんすか……。
それはそれとして、復活ウォースター軍団の大活躍に興奮。イリアン姉さん*2の声がゆかな氏じゃなかったことに若干失望しつつ、まさかのバイシクルスタントに大興奮。すげぇ! ガチャピンがこんなにたくさん!
その後、初めて動いて喋るゴセイナイトさんを見て噂通りのアレっぷりにアレしつつ画面を見ていたら、まただんだんと画面がヱヴァBDみたいになってきて……。「気付くなよ、みんな気付くなよ、特に館員は気付くなよ」と祈るもむなしく「天装!(ブツッ)」とかなり美味しいシーンでまたもやブラックアウトしてしまった。いや、その前から徐々に館内照明点き始めていたから、もう止まるんだろうな、って予想はしていたんだけど、よりによってそこで切りますか……。少しでもいいシーンまで見せようとスクリーン落とすタイミング図っていたのかもしれないけど、もしそうだとしたら完全に逆効果だった。ざわめく館内。「また最初から観るのかなー、帰るの遅くなっちゃうねー」って言っている隣の子供に心中で同意しながら待っていると、もうすっかり顔なじみになった係員が入ってきた。
「大変申し訳ありません。ただいま、先ほど再起動する前と同じエラーが発生いたしました。原因を調査いたしましたが判明しなかったため、本日のゴセイジャー及びに仮面ライダーWの上映は中止とさせていただきます」
当然周りからはブーイングの嵐だったけど、それを館内係員のお兄さんに言っても仕方がない。仕方がないんだけど、ぐったり疲れた。それはないよ。
そのあともお兄さんは「申し訳ありません」「本日の代金は返金させていただきます」「ご招待券もお渡しいたしますのでお使いください」って頑張って叫んでいたけど、それでも周りの人は「金の問題じゃないんだよ」「もう観に来る時間ないよ」って呟いていた。お盆最終日に最後の家族サービスとしてここに来たお父さんに同情しつつ、自分ももう観に来る時間を取るのが難しいことに気付いて暗澹たる気持ちに。
場内に入る前に渡されたなんちゃらゴセイグレート(名前知らない)と仮面ライダージョーカーのカードを見ながら、「そういえば今日はこいつらどちらも見られなかったんだな」と気付いてまた気持ちが沈んでいくのを感じた。
そんなわけで新宿三丁目をあとにしたわけだけれども、その後も一日中気持ちは沈みっぱなしで、実際に今もかなり凹んでいる。僕が一日どんな気持ちでいたかは逐一Twitterにポストしていたので、詳しくはTwilogを見てください。またあのときの気持ちを思い出すのはかなり辛いので。
そんなわけで翔太郎に「今日は仮面ライダーW Forever A to Z 運命のガイアメモリを見に来てくれてありがとう」と言われたにも関わらず映画を観ることが叶わなかったのだけれども、「今週末:帰省」「来週土曜:無限ビアホールオフ」「日曜:キャラホビ」と予定が詰まっていてもう平日ぐらいしか観に行く時間がないので明日会社帰りにバルト寄って「アリエッティ1枚」って言ってきます。
*1:伝えづらいんだけど、人物のほほとかに赤い丸い線が等間隔に引かれている感じ。
*2:趣味がホームセンター巡りって……。 http://www.tv-asahi.co.jp/gosei/contents/Warstar/0009/index.html