SWING GIRLS

帰宅してからお口直しにスウィングガールズを見た。
以下、ネタバレのない感想。ネタバレするような内容も特にないし、あってもとっくにみんな語りつくしているだろうから。


青春だ! 見紛うことなき青春映画だ!
ジャズの楽しさが分かりかけてきた頃にその環境を奪われる、ってのは王道ながら、なかなか「くる」展開。
そうだよ、音楽ってのは楽しいものなんだよ。楽器で音が出せるだけでも楽しい、ってのをあれだけ丁寧に描いてくれたのは素晴らしい。
テーマを絞ったことで脚本に余裕があったんだろうな。やっぱり、シナリオも料理も「足し算」じゃなく「引き算」で作らねば、いいものはできないのだ。


ただ、元吹奏楽部員の男の子が、いつから主人公のことを好きになったのか明確に描写されていないのが気になった。
雪合戦のときにはもう、恐らく意識はしていたんだろうけど。
まぁ、青春映画だしな。人が人を好きになるのに、まだるっこしい理由なんか必要ないか。そこでドロドロさせちゃうと青春じゃなくなるもんな。


あー。若い女の子が集まってわいわいやっているだけでかわいいっていうのは、もうなんていうか不公平だよね。こういう発言が増えてきたってことはとうとう僕もオッサンの仲間入りですか。来年厄年だしな。


それにしても僕が一番言いたいことは「リコーダーの子、かわいいなぁ」ということですよ。ギター・ベースの子たちもかわいかったけど。主人公の友だち(坊主頭フェチの方)もかわいいよね。