Re: 北方謙三の本を読んでいると - グロ画像のはてな日記

二冊目。
わたしが幽霊だった時。

わたしが幽霊だった時 (創元推理文庫)

わたしが幽霊だった時 (創元推理文庫)


やべー、ダイアナ・ウィン・ジョーンズに惚れた。
前に読んだ九年目の魔法もそうだったけど、憎らしい(けど愛しい)子供を書かせたら世界一じゃないかしら。
最初の頃は嫌いでしょうがなかったフェネラ(四女)が、最後にはとても頼もしく素敵なキャラクターに思われた。
中盤以降、全員で協力しあってモニガンに立ち向かった場面は、王道ながらわくわくした。


入れ替わりの叙述トリックには完敗。
きっちり騙された素直すぎる私の脳に乾杯。


ラスト、それぞれの道を歩み出した四姉妹。
フィリスの涙で更に救われた思いがしたけど、逆にぬしへの不信感がばりばりと。
結局、駄目親父だったのかなぁ。
また明日、全部通して読み直そう。


最後に改めて一言。
すげー面白いからみんな読むべき。