Re: 今日の購入物 - グロ画像のはてな日記
今日読んだ本。
魍魎の匣。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/09/08
- メディア: 文庫
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作中作の『匣の中の少女』が気持ち悪いと言うがとんでもない。
魍魎の匣という作品自体の方がとんでもなく気持ち悪くてざらりとした後味が残る。
全部解決したあとも全然解決していない。
関口先生じゃないけど、ひどく不安になる。
やばいなぁ、京極堂にハマってしまったかもしれん。
ところで、今回この本を読んでいて、気付いたことが。いや、それとも、パラパラとページを繰っていてふと思ったこと、というべきですか。
京極堂の本、文章が奇数ページから偶数ページには跨がないのですね。
ページをめくるとき、絶対に文章が途切れないようになっています。
京極夏彦が出版物の文章に異常なこだわりを持つとは風の噂で聞きましたが、なるほどこれは異常だ。
この人はほんまもんの阿呆かもしれない。……一応、褒めているんですよ?
有名な事実だとは思いますが、とりあえず自分で気がつけたよ、ってことでメモ。