AQUOS RとHTC U11とで機種変を迷っている話
これは「今使っているXperia Z5が(3月ぐらいから)発熱やばくて『今年の夏はもたないな』と思っていたところ、AQUOS Rが発表。SHARP端末にしては久々に気合の入った作りに一もなく二もなく飛びつこうとしたところでHTC U11もSoftBankからの発売が決定したところでものすごく悩んでいる」という記事です。
結論から先に書くと、まだ悩んでいてどちらにするか決めていない。
まずはスペックの比較から。特に断りない限り、記事執筆時点のSoftBank製品情報ページからの転記です。
強調部分は「勝ってる」と思われるポイント。(個人の感想です)
AQUOS R | HTC U11 | Xperia Z5(参考) | |
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発売日 | 2017年7月上旬以降発売予定 (6月16日予約開始) |
2017年6月下旬以降発売予定 | 2015年10月29日 |
メーカー | シャープ株式会社 | HTC Corporation | ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 |
ディスプレイ | 約 5.3インチ/WQHD(2560×1440ドット) | 約 5.5インチ/WQHD(2560×1440ドット) | 約 5.2インチ/FHD(1920×1080ドット) |
サイズ | 約 幅74×高さ153×厚さ8.7mm (突起部を除く) |
約 幅76×高さ154×厚さ8.3mm (最厚部9.7 mm) |
約 幅72×高さ146×厚さ7.3mm (突起部を除く) |
重量 | 約 169g(暫定値) | 約 170g | 約154g |
連続通話時間(静止時) | 測定中 | 測定中 | 4G LTE:約 840分/3G:約 1440分/GSM:約 720分 |
連続待受時間(静止時) | 測定中 | 測定中 | 4G LTE:約 550時間/4G:約 510時間/3G:約 590時間/GSM:約 520時間 |
外部ストレージ | microSDXCメモリカード 最大256GB |
microSDXCメモリカード 最大256GB |
microSDXCメモリカード 最大200GB |
OS | Android 7.1.1 | Android 7.1 | Android 5.1*1 |
CPU | MSM8998 2.2GHz/1.9GHz(オクタコア) | MSM8998 最大2.45GHz/1.9GHz(オクタコア) | MSM8994 2.0GHz/1.5GHz(オクタコア)*2 |
ROM | 64GB | 64GB | 32GB |
RAM | 4GB | 4GB | 3GB |
通信方式(国内)*3 | 4G 1/3/8/11/28/41/42 3G 1/8 |
4G 1/3/8/11/28/41 3G 1/8 |
4G 1/3/8/41 3G 1/8 |
通信方式(海外)*4 | 4G 1/2/3/4/8/11/17/28/41 3G 1/2/4/8 |
4G 1/2/3/4/12/17/18/19/21/26/28/38/41 3G 1/2/4/5/6/8/19 |
4G 1/3/8/41 3G 1/8(たぶん) |
通信速度 | 4G LTE(FDD-LTE):下り最大350Mbps/上り最大37.5Mbps 4G(AXGP+TDD-LTE):下り最大612Mbps/上り最大13Mbps |
4G LTE(FDD-LTE):下り最大350Mbps/上り最大37.5Mbps 4G(AXGP):下り最大349Mbps/上り最大13Mbps |
4G LTE(FDD-LTE):下り最大187.5Mbps/上り最大37.5Mbps 4G(AXGP):下り最大165Mbps/上り最大10Mbps |
Wi-Fi | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac | IEEE 802.11 a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver.5.0 | Ver.4.2 | Ver.4.1 |
メインカメラ | 約 2260万画素/CMOS | 約 1200万画素/CMOS | 約 2300万画素/CMOS |
サブカメラ | 約 1630万画素/CMOS | 約 1600万画素/CMOS | 約 510万画素/CMOS |
ワンセグ | ○(フルセグ) | × | ○(フルセグ) |
防水 | IPX5/IPX8 | IPX7 | IPX5/IPX8 |
VoLTE | ○(HD+) | ○(HD+) | ○ |
おサイフケータイ | ○ | ○ | ○ |
- 参考
スペック的にはほぼ同等に見える。
あとはスペックシートに表れない部分をどう評価するかなんだけれど、それぞれに美点・欠点があって悩ましい。
U11にはイヤホンジャックがない
U11では、付属のUSB Type-C接続のノイズキャンセリングイヤホンを使うか、自前のイヤホン/ヘッドホンを使いたい場合にはこれまた付属のType-C変換アダプタを使うそうな。
今、自分の外出時のリスニング環境はX7(AM5)→iEMatch→JustEarの銀ケーブル→XBA-300という感じ。ときどき気分によっては母艦がX7からZX2になる。
JustEarケーブルは4極グラウンド分離なのでそのままスマートフォンなどに挿すとリモコンが誤爆し音量が極大に高まり鼓膜が破壊されるのでiEMatchごと挿し替えることになる。
U11のType-Cアダプタがスマートフォン用の4極リモコンを殺すような作りになっていればiEMatchなしに直接ぶっ挿せばよろしそうだが、おそらくそういう作りにはなっていないので「U11→Type-Cアダプタ→iEMatch→以下略」となる。スマートフォン側に大振りのアダプタが複数ぶら下がっているのは見た目にも間抜けだし、取り回しも悪い。
出先でのスマートフォンはマナーモードにしていて基本的に音を鳴らすことはないのだけれども、ときどき音声を聞きたくなるタイミングもある*5もあるので、気軽にイヤホンを差し替えられないのはちょっとつらい。
HTC Link欲しい?
なんでVIVEブランド捨ててまで日本限定のHMD作るのかがよくわからないけど、どうせならDayDream版VIVE買ったほうが幸せになれる気がするよ。
関係ないけど、Linkが攻殻機動隊とコラボしていて、DayDream版が「HTC VIVE Standalone」なの、地味に混乱するからやめてほしい。
AQUOS Rは(おそらく)モノラルスピーカー
出先ではマナーモードだけど、自宅でゲームなどする際には音量を上げてノリノリでプレイしている。
今、使用しているZ5はステレオスピーカーなので(スマートフォンなりの鳴り方ではあるが)それなりによい音でゲームができる。
AQUOS Rはメーカーページを見てもスピーカーに関する記載が見当たらないが、写真などを見る限りではモノラルスピーカーであるように見える。HDR動画などをアピールするのであれば本体スピーカーにも力を入れてほしいところだけれど……。
ちなみに、U11もモノラル/ステレオに関する基祭は見当たらなかったものの、HTCのページには下記記載がある。
上部のスピーカーは、アコースティックチャンバーを採用したツイーターにより、高音・中音領域をより豊かに。一方、下部のスピーカーは、新たなウーハースピーカーの採用と磁気回路の改善により、より大きく、よりクリアな深いベース音を響かせます。
こちらもステレオではなさそうだけど、スピーカーの音声はよさそう。ただ、横持ち時にはツイーターとウーハーが左右に別れることになるので、若干の不安はある。
どちらにしても、どうせスピーカー出力したいのは自宅での話なのだから、適当なBTスピーカーにでも飛ばしてしまえばよいという気がする。
AQUOS Rのデザインなんなの
なんなの。
ロボクルほしい?
なんなの。
AQUOS RのOSアップデート保証について
Z5(SoftBank版)では随分悲しい思いをしたので、AQUOS Rで2年間のOSアップデート保証*6をしてくれたことは大変に心強い。
スマートフォンのスペック競争も去年あたりからそろそろ頭打ちになってきていて、UXで差別化を図る方向に舵を切っているように思える。そういった意味では、いま時点のハイエンド端末を買っておけば2年ぐらいは余裕で戦えるのではないかな。
カメラは割りとどうでもいい。
直近数ヶ月でスマートフォンから撮った写真が、これぐらいなので……。
それでも一応比較してみると、解像度だけならAQUOS Rのほうが上だけど、スマートフォンぐらいのセンサーサイズであれば、U11程度の解像度があれば十分だと思える。
U11はDxOMarkで90点を叩き出したところを見ても、素性の確かなカメラなのだろう。逆に、AQUOS Rはこれまで頑張って取ってきた(と主張していた)GR certifiedを捨ててしまっているのが気になる。
まとめ
気持ち的にはAQUOS Rにだいぶ傾いているのだけれども、端末デザインがびっくりするぐらいひどいのでそれだけでU11に行ってしまおうかという気持ちにもなる。でもイヤホンジャックないしなぁ。
最終的にはどちらにしても幸せになれる気がしているが、所有感はU11のほうが断然上っぽい。
個人的にはSHARPにもHTCにも愛着はある。
不慮の事故でiPhoneを喪ったとき、まだ日本にはまともなAndroid端末がなくて1年弱フィーチャーフォンでいた頃がある。そんなとき、HTC DesireがSoftBankから出ると聞いて、思わず飛びついたものだ。あの光学トラックポイントは今でも最高だと思っているし、よくよく見たらおじいちゃんのスーツ色みたいな本体カラーもiPhoneを見慣れた僕には新鮮に写ったものだ。
SHARPのAndroid端末は2機種を手にして、どちらも今でもお気に入りだ。国産初のAndroid 4.0を搭載した104SHは鮮烈な印象を持って迎えたし、3面狭額縁の304SHは見た目のインパクトは最高だった。ただし、上辺・下辺のベゼル幅が極端に異なるためスクフェスは異様にプレイしづらかったし、下ベゼルに静電タッチ式の音量ボタンを配置したやつは呪い殺してやりたいと今でも思うが。
話が脱線してきたのでもうちょっと戻すと、夏までにXperia Z5から機種変したいという話です。
まだ5月だというのに、ちょっと持っていられないほどの熱を発するようになったので、少しでも発売の早いU11にしたほうがいいのかなぁ。でもイヤホンジャックないしなぁ。とは言えAQUOS Rの石けん台みたいなデザインはなんなんだ。そもそもあれはデザインと呼んでいいものなのか。みたいな感じで、あと数週間悩むつもりです。
AQUOS Rにまともなカバーが出てくれればよいのだけれども。U11にはイヤホンジャックないしなぁ。ないんだよなぁ。あればもう決まりなんだけどなぁ。