オタクの描く絵の話

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昔どこかで、絵はオタクの基本技能だと聞いたことがある。
なるほど確かに、私も、申し訳程度には絵が描ける。
特に技術的なことを学んできたわけでもないのに、だ。
こういう私には、今の美少女文化が記号論だというのは、ある意味では理解出来る。
だって、私の描く絵も、ただ記号を並べているだけだから。


思うに、今の美少女絵師には2種類の人がいる。
記号だけじゃない何かを持っている人と、記号を常に研究し極めようとしている人。
敢えて分類するなら前者はアーティスティックで後者はインダストリアル。貴方がどちらを好きかというのは、単なる好みの問題。
どちらが凄いなんてことはなくて、どちらも並大抵の努力なしには到達出来ない領域には違いない。


ぶっちゃけると、昨今の美少女絵なら、特別な訓練なしに誰でも描ける。
1ヶ月ぐらい、1日10分も描き続けていたら、誰にでもある程度のものは描けるようになる。
……まぁ、その「ある程度」から一歩先に進むのが、また大変なんだけれども。


こんな手垢に塗れた話を今更描くのには、別に大した理由は全然ない。
絵で食っていく、なんて夢物語は高校生の時にはすでに諦めたし。
画家やってる従兄の現状を見ると、好きなことは一生趣味としてだけ付き合っていきたいなぁと思うし。
じゃあ何でこんなこと書いたのかと言えば……、何でだろう?


オチのないまま終われ。