(今更)Fate/Zero Vol.1読んだ

興奮冷めやらぬうちに感想箇条書き。

  • 切嗣が意外なほど人間人間してた。
    • 人間味を取り戻すのは第四次戦争後だと思っていたんだけどなぁ。
  • 桜はこんなにかわいいのに、みんなは売女という……。
  • イスカンダルの雄度に濡れる。
  • 遠坂パパ臣のうっかり具合に噴く。
    • 石橋を叩いたら絶対渡るタイプの人間。自分が叩いたことでヒビが入る可能性なんか微塵も考慮に入れない。流石は遠坂のパパだ。
  • 金ピカのうっかり具合にも噴く。このコンビ、相性最高じゃないか。聖遺物なくても召還できたよ!
  • ウェイバーゆがんでるなー、と思ったら、正体は歪んでない間桐慎二だった。
  • 出身も宝具もかぶっているため第四次のランサーと第五次のランサーが俺の中で被る。
  • キャスターは変態ばっかりなのか。
  • アイリかわいいよアイリ。そうか、ロリじゃないイリヤはこうなるのか。

っていうか何だこのバーサーカーだらけの聖杯戦争。雁夜のバーサーカーはもちろん(序盤の)イスカンダルバーサーカーにしか見えないし、金ピカもいつもどおりバーサーカー。そのマスターであるパパ臣もバーサーカーだし残る御三家の臓硯やアハトももちろんバーサーカーで龍之介・青髭コンビなんて最早バーサーカー以外の何者でもない。
みんな狂ってる! いや、願望機なんてケッタイなものを求める人間が狂っていないわけないけど。


2巻を読む前に、ちょっとバーサーカーの正体を予想してみる。

  • アルトリアを深く知っている(狂化してもアルトリアを判別できた)。
    • そして憎んでいる。
  • 騎士。
  • 正体を隠す能力を持つ。
  • どんな武器でも扱うことができる。

「アルトリアを知っていてしかも騎士」ってことで、出自はアーサー王伝説で間違いなさそう。俺はそんなにアーサー王伝説に詳しいわけではないので、ここから考えられる候補は2人しかいない。
モードレットかランスロット。ただ、どちらもイマイチ候補として弱い。


モードレットは間違いなくアルトリアを憎んでいる。TYPE-MOONのキャラクターマテリアルでも断言されていたし。
アルトリアの子である事実をずっと伏せていたことが、正体を隠す能力に繋がったのかもしれない。
が。モードレットはさほど武勇に優れた武将ではない。ましてや「あらゆる武器を自分のものとする」ような技量なんか、全然ない。もしあったとしても、モードレットよりあらゆる面で優れた存在であるアルトリアが同様のスキルを持っていないのはおかしい。
なので、第四次のバーサーカー=モードレットという線は、自分で出して何だけど、殆ど消えたんじゃないかな、と思う。もしこれで正体がモードレットだったらちょっと恥ずかしい。


で。ランスロット。こっちはモードレットよりは良い候補、だと思う。
ランスロットは誰もが知る円卓最強の騎士。実際、数々のトーナメントに「正体を隠して」参加し、幾人もの円卓の騎士を破っている。他人の剣を拾っては戦いランスを拾っては戦っていたことも、件の宝具とぴったり合致する逸話。
ただ、ランスロットアーサー王を憎んでいたかというと、それは違う気がするんだよな。
アーサー王の妻(名前忘れた。グネヴィアだっけ?)と不倫していたランスロットだけど、アーサー王のことは最初から最後まで尊敬し尽していたはず。
モードレットの関係でアーサー王と全面戦争する羽目になったときも、終始「アーサー王は敬愛すべき主君だ」と言って直接対決は避けていたし。逆にアーサー王の方が「よくも俺のグネヴィアたんをウギギギギ」と大人気なく迫っていた気が。
その上、結局ランスロットが死の間際に「好き好き大好きアーサー王」って遺書を書いて、2人は和解したはずだし。その事実を知る前にランスロットは死んじゃうけど。


どうなんかなぁ。ランスロットじゃないんかなぁ。
それか、バーサーカーのアレは、セイバーが憎いからでなく、ただ単に懐かしかっただけとか? トーナメントでもしょっちゅう対戦していたから、狂化していたバーサーカーがそのときを思い出しただけとか。
……って、本文に思い切り「怨念の色だけに染まった(バーサーカーの)視線」って書いてるよorz