マッカ

高校時代の話。


ガンダムが好きすぎて好きすぎて、そのうちガンダムと結婚するんじゃないか、って奴がいた。僕も人並み程度にはガンダムのことが好きだったから、そいつとはよく話をした。
彼は一年戦争原理主義者で、ジオニストだった。いつも「ギレンは最後の最後に肉親を信じてしまったがゆえに殺された」とか「開戦が半年早いか遅かったらジオンは勝っていた」なんて話ばかりしていた*1


そんな彼がある日、「ギレンの野望」にはまった。来る日も来る日も「ギレン」の話をしたがる彼だったが、仲間内で他に「ギレン」を持っている奴はいない。それを踏まえ、彼は、なるべくだけゲームのシステム用語を使わないよう、気を使った。


そんな彼の努力にも関わらず、ひとつだけ、どうしても意味の分からない言葉があった。それが、タイトルにも書いた「マッカ」。
曰く、キシリアマッカのマ・クベがキャルフォルニヤベースに着く前に死んでしまった。
曰く、ドズルは意外とマッカに良い部下がいない。


「マッカ」が「麾下キカ」のことだと気付いたのは、高三の夏ぐらい。その時の僕は日和ってて、場の雰囲気が悪くなるからと、その言葉の誤りは訂正しないままに卒業してしまったけれども。
ああ。どうせ恥を掻くなら、社会人になってからでなく、学生のうちに掻かせてあげればよかったのに。


ってことを、真・女神転生ifSFC版)をプレイしていて思い出した。回復エルフかわいいよ回復エルフ。

*1:我ながら淋しい青春だ