僕の弟がTu-Kaに見切りを付けてvodafoneにキャリア変更するまで・研究編

僕の契約エリアは東北。
でも、現在の僕は関西に住んでいるし、これから先、当分、東北に戻るつもりはない。
そして僕の副回線に入ろうとしている弟も、もちろん関西在住。
そこでまず、僕は契約エリアを関西に移そうと、vodafoneショップを訪れた。


だが、そこで僕は、ショップの店員にこう言われたのだ。
「エリアを変更すると、電話番号やメールアドレスなど、全部変わってしまうのですが……」
そうだ。考えてみれば当たり前の話。
vodafoneのメールアドレスは、地域によってドメインのサーバ名が異なる。例えば東北なら<example@h.vodafone.ne.jp>だし、関西なら<example@k.vodafone.ne.jp>となる(うろ覚え)。
また、これはvodafoneに限らないことだが、携帯電話は契約キャリア・契約地域ごとに番号が割り振られている。契約エリアを変更したら、これが有耶無耶になってしまうのだ。
11月に始まるナンバーポータビリティも実際は単なる電話転送サービスだそうだし、この原則は絶対なのだろう。多分。よく知らない。


閑話休題、取りあえずその場では、契約エリアは変更せずに帰宅した。
僕は、一人暮らしをしていた頃からの癖で、書籍の予約やレンタルビデオの会員カードなどには全て携帯の番号を使っている。当時、宅電を持っていなかったからだ。
また、携帯なら家人に気兼ねなく色々できるのもいい。もし、自宅の電話機に「もしもし予約された『もえたい〜萌える48手〜』がご用意できました」なんて電話が来たら、母は卒倒してしまうかもしれない。いや、今んとこ、そんな本を買う予定はないけれど。もう持ってるし。


また話が逸れた。
契約エリアの変更が事実上不可能となった僕は、次にvodafoneの直販オンラインショップに目を付けた。ここなら、簡単にエリア外副回線契約ができるんじゃないだろうか。
結論から言うと、イエスだった。だが、そこで契約することはしなかった。
高過ぎるのだ。
ショップなら数千円で購入できる機種が、そこでは軒並み1万円オーバー。僕も弟も万年金欠なのに、そんな金が出せよう筈もない。


行き詰まった僕らは、vodafoneにメールで問い合わせてみた。「契約エリア外で副回線の開設はできませんか?」
答えはすぐに帰ってきた。件のメールは以前のエントリで転載しているので詳細は割愛するが、その中で「可能です」との力強い返事を頂いた。


このメールを見た僕らは狂喜した。半ば、諦めていたところに、光明が見えた。
すぐさま僕らは互いのスケジュールをチェックし、木曜の午後にvodafoneショップの前で落ち合うことにした。


以下、実践編に続く。