文法

ラノベ三点リーダの使い方なんか気にしながら読むのはワナビだけ」という話を聞いて、酷くショックを受けた。
そうか! 俺ワナビだったのか!


……って、そんな馬鹿な。こんなこと、小学生でも知っているぞ*1
「PCで三点リーダ変換するの面倒」という向きも、確かにあると思う。俺も昔はそうだった。
でも、その悩みは「・・」を二連続三点リーダ(……)として辞書登録することで解消されたよ。
PC初心者くさい解決法だけど、有効な手段だと思う。


閑話休題、こうした文章作法を気にしない層が一定数いるのは理解できる。でもまさか、それが少数派だなんて。
未だに「三点リーダの長さで沈黙の長さを表現できる」なんて世迷い言を信奉している輩もいる。
「『……』と『・・・・』は込めている意味が違う」なんて奇論を繰り広げた阿呆もいた。でもそういう奴に「それぞれにどんな意味が込められているのか」と聞いても、明確な答えは返ってこない。ただ「ニュアンスが」云々「雰囲気が」云々といった訳の分からない答えが返ってくる。


そんな拘り、今すぐ窓から投げ捨てろ。
はっきり言ってやる。お前様の考えている「拘り」は糞の役にも立たない。
読者にその拘りを理解してもらいたいなら、本文の前書きに原稿用紙10枚分ぐらい、その拘りを理路整然と解説してみろ。
それすら出来ないなら即刻筆を折れ。目障りだ。


こういう馬鹿に比べたら、まだ「・・・・」で統一している人の方が好ましく思える。
ただ三点リーダの使い方を知らないだけかもしれないし、若しくは昔の俺のように変換が面倒なのかもしれない。
ただし、それはその書き手の中では「三点リーダ」として用いているつもりなのだろう。
許せないのは、訳の分からない論理でもって読者を混乱させる『自称』作家だけだ。


ということをbbspinkのeroparoを見ながら思った、一番ダメな俺。

*1:試しに小六の妹に聞いてみたら、ちゃんと知っていた。