週末総括
マイファミリーも無事に家に着いたらしいので、この3日間をまとめてみたり。
金曜日
14時頃、誰かからメール着信。授業中なので無視してたら、5分刻みぐらいでもう2件入電。
1420時。休み時間になったので、何やねんとメールボックスを開いたら、
「今空港ついた（弟」
「おーい生きてる？（弟」
「名亡人はやく連絡しろ（父」
うがー。
あー、もしもし？
「あ、兄ちゃん。やっと繋がった」
ヤット繋ガッターちゃうわ阿呆。今日は午後はずっと4時まで講義ある言うといたやろ。
「うん。でも空港着いたし」
デモもちゃう。あーもう休み時間ないからまた後で！
来年の正月は20円投げるからお願い神様あいつ呪え。
学校終わったあと駅で弟が来るのを待って、一緒に駅前のヨーカ堂で夕飯の買い出し。
買物終わってバスで帰ってアパート入って弟の第一声「きったねー」ってお前もっと何か言う事あるやろ。
「ブーツもう使わないっしょ。下駄箱に入れなよ」
はいごめんなさい今すぐやります。
「まぁ、汚いところだけど入れよ」
すみませんお邪魔します。あ、これよろしかったらお土産のアイスクリームです。
「おう！ 冷蔵庫に入れとけ」
とりあえず、弟には適当に漫画読ませといて、私は夕飯の準備。
別に弟に比べて非常に地位が低いからとか弱みを握られているとかじゃなくて、奴は生卵1つまともに割る事ができないぶきっちょさんだから。
別に私が、
- 弟に比べて非常に地位が低いからとか
- 弱みを握られているからとか
そういった事実は全く微塵もございません。ございませんったらございません。
ジャーン名亡人特製ふつうの豚カレー！
「俺、今日、空港でカレー食ってんけどな」
ヨーカ堂で言えよ。
食後はまた漫画に没頭する弟。
「そういやPS2買ったんだ。なんかしない？」
あーちょっと待て確かその中には東鳩2がじゃなくて2人で対戦できるゲーム持ってないねん残念だなー。
「でもそこにバーチャロンってある」
がー！ これクソゲー！ っつーか実家にDCとツインスティックあるやろ！ そっちやれや！ それよりもう風呂沸くぞ！ はいこれタオル！ 失せろ！
「あ……うん」
弟の入浴中にお部屋の再点検をしてみたら、他にもまほろまてぃっく3巻とゲドマガノベルスの読者カードが出てきたよ。ぎゃー。
自分も風呂に入った後、ラベルに氷結果汁と書かれたジュースで「「かんぱーい！」」
え？
いやいやジュースよジュース。エタノールで消毒された。
メールチェックしたーい
NTT解約したー
なんかゲームないんけー
ひぐらしあるー
やらせてー
いいよー
何ごともなく1日が終了。勝因は、スタートボタンからあらゆるエロゲを削除した事。アンインストールはしていない事が不安材料だったけれども、なんとか乗り切ったぞー。
「あ、兄さん。俺、なんか明日もこっち泊まるらしいからよろしく」
な、何ーッ！？
土曜日
8時起床。
今日は父方の祖父母の法事なので、弟と2人で伯母の家に。昼過ぎにはつつがなく（って言うのかな）終了。
「ご苦労さん」
父さん父さん。弟、今日もうちに泊まらせるって？ 昨日だけって言っとったやん。
「おう、お前の大学の中とかちょっと見せてやってくれ」
それなら昨日でもよかったっつーか昨日のがよかった。今日は学校休みなのに。
「教室の中には入れなくていいから」
そんなとこ最初から入れへん。妹とチェンジしていい？
「お前、きれいに三つ編みできないだろ」
ううう……くそー。
なー。妹も、兄ちゃんの部屋行きたいよなー？
「うん」
いい子だー。流石は俺の妹。
「妹は兄ちゃんのPSP狙ってるもんな」
「うん！」
帰れ。所詮は弟の妹か。
「うん！」
そこには返事いらんねん。
夕方の鈍行でぶらぶら2時間揺られて帰る君と僕。
駅に着いたら真っ暗だったので学校見学はお流れに。なんかまた7月にも弟だけ1人で来るなんて話もあるし、そのときまでお預けってことに。
って、また来るんのか。
部屋に帰ってからすぐにまたひぐらし始める弟。
ねーTV点けていい？
「うるさい黙れ死ね」
……。暇ー。
「メシ作れ」
昨日のカレーあるしー。
「じゃあ黙れ」
……。にーにーと遊ぼ？
「よし分かった死ね」
あ。そういえばお前受験生やろ。勉強は？
「単語帳持ってきてる」
じゃあ少しは見ぃや。
「大丈夫。リュックの布地を通して、皮膚から単語を吸収してるから」
嘘吐け弩阿呆。
日曜日
10時の電車に乗るために0830時頃に部屋を出た（＝響鬼さん見られなかった）。
「1人だと迷うー」とか訳分からんこと抜かす弟のために、一緒に伯母の家に行く私。
乗換えも存在しない二両編成鈍行列車でどう迷えるんじゃー。
「でも兄さんも、伯母さんち行く時ほとんど毎回乗り過ごしたりするって」
それは迷ってるんじゃなくって寝過ごしてるだけやねん。
「いつも？」
いつも。
空港で家族4人をお見送り。
見送られる立場にはよくなるけれど、自分が家族を見送るのは、なんか不思議な気分。どーなーどーなー売られていくよー。
最後、空港の待合室のガラス越しに、自分を「パンダみたい」と形容するメールを送ってきた弟の笑顔が印象的でした、まる。
