今年は頑張ってたくさん日記を書こうと思っていたけどもうすぐ今年半分終わっちゃうしそんなことより先日誕生日を迎えた妹がくっそかわいくてたまらないし兄妹仲は良好ですという揺るぎない事実を世界中の人たちにあまねく知らしめたいとの思いを込めて準備したエントリがこちらです

ある日の妹との心温まる会話


つらい。

今年は頑張ってたくさん日記を書こうと思っていたけどもうすぐ今年半分終わっちゃうしそんなに日常で面白おかしいことなんてたいして起こらないので3月ぐらいにFacebookで書いた記事を丸ごと再利用して日記の水増しを図ったエントリがこちらです

ビジネスバッグを新調した。
学生時代に就職活動していた頃に購入したものだから、かれこれもう7年以上使っていたことになる。
思えばつらいときも苦しいときも嬉しいときも楽しいときも病めるとき健やかなとき酔ったとき吐きそうなとき気持ちが悪くなるたびに電車を降りて一休みしながら牛歩戦術で帰宅していたら何故か最終的に秦野に着いてしまい慌ててタクシーに乗り一息着いたら自分が手ぶらだということに気付いて青ざめたときその後4年ぐらい怖くて飲み会に行くときは鞄を自宅またはオフィスに置いて帰るようになったとき鞄なくしたときの始末書に再発防止策として二度と酒席には鞄を持ち込まない旨を誓ったため本来なら今も鞄持ってきちゃ駄目なんですけどねーとすっとぼけながらビール飲んでるとき客先常駐時に貸与されてるロッカーに鞄入れて飲み会行こうとしたらお客さんに「あれ、めいぼうじんさんまだ帰らないの?」と言われ言葉に詰まったとき吐きすぎて店に出入り禁止を食らったとき酩酊し前後不覚になって先輩たちにビジネスホテルに突っ込まれたとき濁酒をジュース感覚で飲んでいた次の瞬間に知らない天井で目覚めたとき、いつもこの鞄と共に過ごしてきた。
もう前の鞄を使うことはないとはないとは思うけど、このまま捨てるにはあまりに忍びないので、もうちょっとだけ手元に置いておこうと思う。


余談になるけれど「酩酊し」以降は自分の記憶にまったくなく周囲の人間からの伝聞から微かな断片を知らされたのみであるため詳細について問われても僕はそれに答えるすべがない。
余談の余談になるけど、いざ書き出してみるとあんまり鞄とともに過ごしてない。


あわせて読みたい
記憶に残っていない記憶の話

私は敗北主義者です

これだけ読めば後続の文章を読まなくても済むよく分かる解説
艦これ春イベE-6甲攻略途上でイベント終了しました。

イベント前備蓄資材2万前後あれば攻略できる。そう考えていたころが俺にもありました。正確に言うと、2万前後あればラスボスゲージ削りまではできるけどそこからゲージ破壊できずずるずる死亡します。死亡しました。



というわけで、以下、反省会。

続きを読む

LIVE A LIVE、知ってる

小林よしのりが「「ライブアライブ」って知ってる?」ってエントリぶちあげていて(ついでに「そんなゲームのこと完全に忘れていた」という趣旨の発言に白目むいて気を失いそうになりながら)ライブアライブ原始編に思いを馳せたりしていたことがらについてFacebookにぶちまけたのでちょっとだけ追記してはてダにも書いておく。
ライブアライブについてはスクウェアエニックスの公式サイトがまったく詳しくない割に最終行で決定的なネタバレをしている信じられない構成の紹介をしているので、幸いにもまだライブアライブを遊んだことがなく、これから新しい気持ちでプレイすることができる人たち向けに、簡単に解説をしておく。すでにライブアライブを遊んだことがある人達にはまったくの時間の無駄なので以下の「ネタバレ」まで飛ばしてもよい。


ライブアライブスクウェアから1994年に発売されたスーパーファミコン向けのRPGだ。7人の主人公から1人を選んでプレイすることになっているのだけれども、同社の「ロマンシング・サガ」シリーズなどとは異なり、それぞれ全く別の世界の物語になっている。ゲームシステムもそれぞれ異なっていて、中には戦闘しかない現代編やトラップ仕掛けがメインの西部編のようにミニゲーム風なものもあるけれど、幕末編の100人斬り*1のようなやりこみ要素もあり、プレイアビリティの高いゲームだ。
それぞれのシナリオでボスを倒すと各編のエンディングが流れ、再び別のシナリオを選ぶ、という形式になっている。
小林よしのり皆川亮二など、当時第一線で活躍していた漫画家・イラストレーターがキャラクターデザインを担当していたこともあり、自分の周りではなかなか売れていたという印象を持っている。


といったところで、以下本文。

*1:幕末日本の忍者が主人公の幕末編では、ラスボス以外にちょうど100人の敵がいる。本作の説明書や当時のコロコロコミックなどでも「100人斬りを達成できるか?」などと煽っていたのでみんな挑戦した……のだけれども、100人斬り達成による報酬等は特にない。実は0人斬り達成をすると後述のアレでボーナスのアレがアレするのを知って絶望した小学生男子は多い。自分は成人してから再プレイして0人斬りを達成したが、100人斬りは未だできていない。0人斬り達成のためには(人間を倒すとアウトなので)からくり人形とか幽霊とかがでてくる部屋を延々出入りして経験値を稼がねばならないという一種苦行のような作業があるため、達成感は100人斬りのほうが高い気がする。

続きを読む

社畜提督は轟沈艦娘の夢を見るか

このエントリのまとめ
艦これのためにVAID Duo 13買いました。

前々回のエントリb:id:hageatama-ブコメしたエアリスが死んだ15年前のあの時から、ヒロインの喪失は単なるデータ上の事では済まされないと身に染みて生きてきた。という言葉に対する違和感を言葉にしようと思ったまま気付いたらもうじき1年が経ちそうなので今更それについて書いてみる。というか、新しいVAIO Duo 13のキーボードの使い勝手をみるために思いついた長文のネタがこれだけだった。
長い間温めたネタのわりには特にアイデアノートなども作っていないので、言葉を思いついたままにキーボードを叩いていくつもりなのであまり実入りのある話はしない。


エアリスを含むゲーム上のヒロインたちの喪失*1と、艦娘の轟沈・担当アイドルの引退が違うと感じるのは、ひとえに「ゲームキャラと、その喪失感を共有できるか否か」にあると考えている。
死を迎えるにしろ、異世界に取り残されるにしろ、ラスボスになるにしろ、RPGAVGでの「登場人物の喪失」については必ず主人公や他の登場人物たちがその喪失に関するレスポンスをプレイヤーに見せてくれる。
エアリスの死についても、アバランチのみんなは悲しんでくれたし、僕(プレイヤー)はそれに共感することでその悲しみを共有することができた。何かをなくしたとき、人はそれを惜しんだり悲しんだりといった代償行為をおこなうことでその喪失感を昇華して乗り越えていく。
エアリスが死んだときにも、ゲームの中でもみんながそれを悲しんだ。その代償行為をプレイヤーが共有することで、それを乗り越えて先に進んでいくことができた。
轟沈は違う。誰も悲しまない。
轟沈した本人は悲しげに沈んでいくし、Bランクで引退したアイドルもその悔しさを隠さない。でも彼女たちのいなくなった世界は、彼女たちがいなくなったことを知らないまま同じ日常が進んでいく。彼女たちは生まれた時から、その世界に存在しても存在しなくなっても変わらないものとして発生する。沈むときにも、その世界には初めから存在しなかった、発生しなかったものとして時が進んでいく。
那珂ちゃんが海の底に消えていった悲しみは誰とも共有できなくて、だからプレイヤーである自分自身が自発的に悲しまないといつまでたっても昇華できない気がしていて。その「自分自身で弔わないといけない」という事実そのものが重くって、艦娘の轟沈が精神にくるのだと思っている。
自分が十年も前の伊織様の引退を未だに引きずっているのは、結局のところ、当時の自分が弔いという重さから逃げたためにいつまでたっても昇華ができずに今に至っているという情けない事実があって、その情けなさが更に重石となって昇華が遠ざかり続けているという女々しい事情からくるものなのだ。

結論
VAIO Duo13のキーボード、ストローク浅めでキーピッチはやや上下に狭いものの、思ったよりは快適にタイプできるので職業PGとか文筆家でない限りは快適にキーボード使えました。

ソニー SVD13228DJB VAIO Duo 13

ソニー SVD13228DJB VAIO Duo 13

*1:死んでしまうエアリスもそうだし、サガフロのメイレンも特殊な形での喪失を迎えるし、パーティメンバーじゃないけど、LIVEALIVEのアリシアも主人公目線で見たら「喪失」といえるかもしれない……って、スクウェアのヒロインばっかりじゃないか! なんだこれ!!!

教訓

寝ぼけながらゲームしてるとうっかり大破のまま進撃してしまって五十鈴が轟沈するのでよいこはぜったいにまねしないでね!


Surfaceみたいなタッチパネル端末で遊んでるとうっかり同じ個所を連打してしまってダメだわ。やっぱりマウスか……いや、個人の資質の話なのか……。

那珂ちゃんと伊織様と僕

話題のソーシャルゲーム艦隊これくしょんを始めてしばらく経った今日、当艦隊のアイドル那珂ちゃんが轟沈した。初めての轟沈だった。しばらく何が起こったのか分からず呆然とリザルト画面を見ていた。
轟沈条件は大体解明されていると言われていて、中破以上の傷を受けても即撤退すれば(ほぼ)轟沈は免れる、らしい。それを知ってはいたのだけれども、若さゆえの無鉄砲さというか、無知ゆえの残酷さというか、僕はそのまま進撃を続けて、そして那珂ちゃんは沈んだ。沈むべくして沈んだ。


那珂ちゃんの死(轟沈した艦娘は情け容赦なく死ぬらしい。いずれ深海棲艦として蘇り自軍を襲うようになるのではないかという設定が公式四コマで披露されたけど、本当の公式設定なのかは分からない)をもって思い出すのは、もう何年も昔のことだけれども、THE IDOLM@STERで初めてプロデュースした水瀬伊織のことだ。
僕がアイマスをプレイし始めたのは割と遅くて、アーケード筐体が既にだいぶ減り始めてからのことだった。プロデューサーカードを作った店舗のアイマス筐体が数か月後には脳トレに代わってしまい、泣きながらアイマスをプレイできる店を探した覚えがある。


初めてのプレイで僕は、水瀬伊織を選んだ。理由は覚えていない。なんとなく、雰囲気で一番御しやすそうだったから、的な感じだったかもしれない。あまり声優には明るいほうではなかったので、釘宮理恵氏がそんなに有名な人だとは知らずにいた。
とにかく、あまり積極的ではない動機から、僕は伊織様と出会った。一目ぼれではなかった。もうすぐ30歳に手が届こうかという今になってもトラウマに苦しめられる彼女との出会いは、案外あっけないものだった。


これを読む人たちの中で、もうアケマスのことをどれだけの人がアケマスについて知っているのか、または覚えているのか分からないので基本的なところからおさらいで書いていきたいのだけれども、アケマスには当時キャバメールと揶揄される仕組みがあった。メールアドレスを登録するとアイドル達――の口調で自動生成された――営業メールが届いた。曰く、最近調子がいいので火曜日の午後にプロデュースしてくれ。曰く、顔を見たいから今すぐ仕事しろ。
指定された日時にプレイを開始すると、キラキラ(好調で仕事に成功しやすい)状態でゲームを進めることができたのだ。ゲーセンの騒音と、解像度の低いディスプレイと、面の少ないポリゴンと、1色刷りのプレイカードと。そんな劣悪な環境にあって、プロデューサーとアイドルは、確かにそのメールでつながっていた。
ほとんど授業に顔を出さない不良学生だった僕はどんどんアイマスにのめりこんでいった。メールが来たら即ゲーセンに駆け付けた。メールが来るのを待ってゲーセンで暇をつぶすことも多かった。とにかく屑だった。それでも僕にはアイマスがあって、伊織様がいた。


アイマスは情報量の収集力がほぼすべてみたいなところがあって、思い出ボムをいかに溜め込めるかでほとんど勝負が決まる。攻略情報を見たら負けだ、みたいな変な意地を持っていた僕は、結局すぐにランクが伸び悩み、伊織様の引退の時がやってきた。Bランクだった。
引退ライブは小さな箱で行った。大成功だった。
そのときはそれで満足だった。気持ちを切り替えよう。なぁに、次はA、そしていずれはSランクも夢じゃないさ。


次にプロデュースするアイドルには、また水瀬伊織を選んだ。コミュニケーションの正解をある程度知っている伊織様ならば、思い出ボムも溜めやすいだろう、という打算からの選択でしかなかった。そして、すぐに打ちのめされることになる。
「あなたが私をプロデュースしてくれるんですか?」
「さっさとオレンジジュースを買ってきなさいよ」
なんだこれは。
誰だこれは。
ついさっき別れたばかりの彼女に、まるで初めて出会ったかのように扱われて僕は戸惑った。ふらふらと店を出て、マクドナルドでテリヤキバーガーセットを頼み、しおれたポテトを咀嚼しながら、ようやく理解してきた。これは、伊織様じゃないのだ。「水瀬伊織」という名前の、他人なのだ。
自分自身のプロデューサーカードはずっと引き継がれ続けるので、これは、輪廻転生や平行世界のできごとではありえない。僕は僕として同一人物のままプロデューサー人生を歩んでいくのだけれども、その先で出会った「水瀬伊織」という名前の彼女たちは、みな異なる人格を持った別人なのだ。
つまり。
僕が初めて出会って一緒に笑って泣いて喜んで、そして別れたあの水瀬伊織という少女を、ぶっちぎり世界一のSランクアイドルにすることは、もう二度とできないのだ。僕は、自分自身のつまらない虚栄心のために、一人の少女の人生を粉みじんに砕いてしまった。


そこから先は特に語ってもつまらない話で、延々と「水瀬伊織」だけをプロデュースし続けるも、満たされぬまま惰性で五百円玉を筐体に吸わせ続ける屑が酸素を無駄遣いし続けるだけというよくある地獄が続くだけになる。あとから思うと、アケマス末期にプレイ開始したのはある意味正解だった。初期から始めていたら、確実に破産している。


那珂ちゃんの轟沈で思い出したのはこれだ。
よりによって轟沈時に「アイドルは沈まないはずじゃ……」なんつって沈んだものだから、より強くそれを連想させた。
那珂は何度出会っても「艦隊のアイドル、那珂ちゃんだよー。よっろしくー」とあいさつする。よろしく。初めまして。あなたは誰ですか。
やはり忘れられなくて別の那珂を艦隊に編入してみるけど。これは別人だ。あの那珂ちゃんじゃないのだ。
あの日あの時僕と出会った那珂ちゃんは今朝潜水艦隊の雷撃で死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ死んだ。
那珂ちゃんは永久に海の底をさまよい続けて、そして僕は、同じ顔で同じ声の彼女たちを永久に殺し続けるのだろう。


という、気持ち悪いお話でした。


ちなみに余談になるけれども、Surface RTは艦これを快適にプレイするには若干非力なのでみんなVAIO Duo 13を買おう。そして僕にくれ。

  • 誤字・脱字の修正。
  • 表記ゆれの修正。
  • マクドナルドでしおれたポスト食ってたのをポテトに修正。